こんにちは、マイコです。
海辺の町を自転車で走っていると冷たい風に頬が赤らみます。
寒くてもおなかに力を入れて背筋をすっと伸ばします。
背中から差す真冬の太陽の日差しはとても優しく、
背筋を伸ばした私をそっと抱きしめてくれている感じがします。
太陽ってありがたい。
太陽が恋しくなりますね。
あんなに暑かった夏をもう忘れているところが人間です。
世の万物は「陰陽」のバランスで成り立っていると思っています。
たとえば男と女。
たとえば太陽と月。
月の美しさもキラキラの太陽があってこそ際立つものだと思います。
そんなわけで今日はムーンリバーを訳してみたいと思います。
この曲との出会いは、幼少期に通っていたエレクトーン教室でした。
その頃は映画音楽とも知りませんでしたが、とても思い出深く大好きな曲です。
家で練習をしていると父と母がいつもニコニコと嬉しそうに聴いてくれていました。
3拍子の曲を弾くと「ブンチャッチャ、ブンチャッチャ」とリズムをとってくれた今は亡き父のことを思い出します。
ムーンリバーは「ティファニーで朝食を」の劇中で主演のオードリーヘップバーンが歌ったことで有名な曲です。
作曲はイタリア系アメリカ人のヘンリーマンシーニです。
ヘンリーマンシーニがこのオードリーをイメージして書かれた曲だそうです。
Moon River by Audrey Hepburn
以下は原曲の歌詞です。
Moon river, wider than a mile
I’m crossing you in style some day
Oh, dream maker, you heart breaker
Wherever you’re going, I’m going your wayTwo drifters, off to see the world
https://www.kkbox.com/jp/ja/song/X_SbeO1uxGbE7Uulii
There’s such a lot of world to see
We’re after the same rainbow’s end, waiting, round the bend
My Huckleberry Friend, Moon River, and me
作詞はジョニー・マーサーとあります。
この短い歌詞の中に色んな情景が浮かんできませんか。
まず最初、タイトルにもあるMoon riverってどんなイメージがありますか?
私は川面に浮かぶ月をイメージしました。
そして、月は「届かない人」をイメージしました。
永遠に届かない月に思いを寄せるのは「太陽」なのでしょうか。
でもいつか届くと信じている感じがします。
ラテン語系の言語では月は女性名詞、太陽は男性名詞ですね。
ところがドイツ語では逆転します。
日本人の感覚ではどうでしょう?
太陽神とされる天照大神は女性であったとも言われていますが、
古代より日本の女性のイメージは「静」であり、「月」であった感じもします。
現代社会ではまた違ったイメージがあると思います。
Moon River、つまり「川面に揺れている月」。
それは私の心を揺らす「誰か」のような感じがします。
今日はそういう解釈でこの詩を勝手に意訳してみたいと思います。
こんな感じになりました。
意訳というか、月と太陽に見立ててしまったためにやや創作よりになってしまいました。
この歌詞の最後のところにWe’re after the same raibow’s end~とあります。
ここで出てくるbe動詞のあとにくるafter という前置詞に注目してみます。
「~の後に」という使い方はよく使われますね。
ここでの使われ方は、「~を求めて」とか「~を追って」という意味で使われています。
Cambridge Dictionaryでafterをひいてみました。4つ目の意味に以下がありました。
following someone or something
~の後ろを追って
We ran after him.
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english-japanese/after
The police are after him. (警察は彼の行方を追っています。)のような使い方ですね。
遠くにいる二人が同じ虹を見上げながら、同じ虹のふもとを追っている感じをイメージしました。
ちなみに映画の内容は、トルーマン・カポーティの原作とは異なった内容とのことです。
映画は何度か見ましたが、原作と違うのなら、また原作も読んでみたいなと思いました。
https://amzn.to/48SJ1q3ふ~💛素敵だな~。いつかこんな風に弾けるように練習します。(ギター始めました)
これもいいな〜❤
最後までお読みいただきありがとうございます。
こんにちは、まいこです。 筆者…
Moon river, wider than a mile
私の心を占める大きな川面に揺れる月(あなた)
I’m crossing you in style some day
いつかあなたの元へたどり着きたい
Oh, dream maker, you heart breaker
あなたは私に夢をくれる人、あなたは私の心を乱す人
Wherever you’re going, I’m going your way
あなたがどこへ行こうとも、私は少し離れてついていく
Two drifters, off to see the world
あなたと私は離れながら漂う
There’s such a lot of world to see
知らない世界を求めて
We’re after the same rainbow’s end, waiting, round the bend
同じ虹のふもとを目指して待ち合せましょう
My Huckleberry Friend, Moon River, and me
まるで幼なじみが再会するように
永遠の親友のあなたと私
翻訳は筆者オリジナルです。意訳も含みます