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歌詞を訳す―その②My Eyes Adored You / Frankie Valli

こんにちは。

今日はFrankie Valli(フランキー・ヴァリ)というアメリカのシンガーのヒット曲を訳してみたいと思います。

この曲を好きになったきっかけ

2018年に西城秀樹さんがお亡くなりになられました。

それまで、西城秀樹さんのことを思い出すことはなかったのですが、亡くなった報道を拝見したその瞬間、なにか雷に打たれたような衝撃が走りました。そしてなぜか涙が止まらなくなりました。

その日からテレビで報道される西城秀樹さんの姿、過去の音楽番組や闘病の様子などを見るにつけ、「あぁ、こんなにも素敵な方だったんだな」、「なんで今まで気が付かなかったの?」と不思議な気持ちになりました。

そしてYoutubeに過去の動画を見つけては観るようになりました。

私の子供の頃の印象だと、秀樹さんは「歌謡曲」というイメージがあったのですが、実際は洋楽のカバーなどもたくさん歌われていたことも後になって知りました。

色々とYoutubeの動画を見る中で耳について離れなかった曲がありました。

それが「瞳の面影」でした。

瞳の面影 西城秀樹

若い秀樹さんが切なく歌うその歌にくぎ付けになりました。

バックバンドの芳野藤丸さん率いる藤丸バンドも素敵でした。

そんな経緯があってこの曲が大好きになりました。

では、フランキー・ヴァリが歌う原曲の歌詞を自分流に訳してみようと思います。

My Eyes Adored You

[Chorus:]
My eyes adored ya
Though I never laid a hand on you
My eyes adored ya
Like a million miles away from me
You couldn’t see how I adored ya
So close, so close and yet so far
Carried your books from school
Playin’ “make-believe you’re married to me”
You were fifth-grade, I was sixth
When we came to be
Walkin’ home every day over Barnegat Bridge and Bay
Till we grew into the me and you
Went our separate ways

[Chorus]

Headed for city lights
Climbed the ladder up to fortune and fame
I worked my fingers to the bone
Made myself a name
Funny I seemed to find
That no matter how the years unwind
Still I reminisce ‘bout the girl I miss
And the love I left behind [Chorus]

(My eyes adored ya)
All my life I will remember
(Though I never laid a hand on you)
How warm and tender we were way back then, whoa, whoa, baby
(Like a million miles away from me
you couldn’t see how I adored ya)
Oh, the feeling, sad regrets
(So close, so close and yet so far)
I know I won’t ever forget ya, my childhood friend
(My eyes adored ya)
(Though I never laid a hand on you)
(My eyes adored ya)
(Like a million miles away from me
you couldn’t see how I adored ya)

[Fade]
So close, so close and yet so far

https://www.flashlyrics.com/lyrics/frankie-valli/my-eyes-adored-you-71
My Eyes Adored You オリジナル和訳
[Chorus:]
My eyes adored ya
君に憧れていたんだ
Though I never laid a hand on you
まだ触れたことさえない君に
My eyes adored ya
君に憧れていたんだ
Like a million miles away from me
高嶺の花の君だから
You couldn’t see how I adored ya
僕の気持ちなんて知らなかっただろう
So close, so close and yet so far
近くにいたのに君は遠い存在だったんだ
Carried your books from school
学校帰りに君の教科書を持ってあげたことがあった
Playin’ “make-believe you’re married to me”
あの時「君は僕の奥さんになった」ようで有頂天だった
You were fifth-grade, I was sixth
君が5年生で僕が6年生
When we came to be Walkin’ home every day over Barnegat Bridge and Bay
Till we grew into the me and you
Went our separate ways
毎日バーネガット橋と湾を歩いて帰っていた、僕と君がその後別々の道を歩む日まで
[Chorus]

Headed for city lights
都会に憧れて
Climbed the ladder up to fortune and fame
僕は富と名声のために頑張ってきた
I worked my fingers to the bone
Made myself a name
一生懸命働いて一人前になれたよ

Funny I seemed to find
なのにおかしいんだ
That no matter how the years unwind
Still I reminisce ‘bout the girl I miss
And the love I left behind
今でもあの恋しい少女とかなわなかった恋心がよみがえるんだ
[Chorus]

(My eyes adored ya)
(君に憧れていたよ)
All my life I will remember
君のことをずっと忘れない
(Though I never laid a hand on you)
(触れたこともない君だけれど)
How warm and tender we were way back then, whoa, whoa, baby
暖かくて優しい思い出
(Like a million miles away from me
you couldn’t see how I adored ya)
高嶺の花の君だから僕の気持ちなんて知らなかっただろう)
Oh, the feeling, sad regrets
あぁ。この気持ち。悲しい後悔。
(So close, so close and yet so far)
(近くにいたけど君は遠い存在だったんだ)
I know I won’t ever forget ya, my childhood friend
忘れることが出来ない愛しい幼なじみ
(My eyes adored ya)
(君に憧れていたんだ)
(Though I never laid a hand on you)
(まだ触れたこともないのに)
(My eyes adored ya)
(君に憧れていたんだ)
(Like a million miles away from me
you couldn’t see how I adored ya)
(高嶺の花の君だから僕の気持ちなんて知らなかっただろう)

[Fade]
So close, so close and yet so far
近くにいたけど君は遠い存在だったんだ

翻訳は筆者のオリジナルです。意訳も含みます。

幼なじみの女の子に恋をしていた少し内気な男の子が思い浮かびます。

大人になって出世した時に、昔かなわなかった幼なじみへの恋心がよみがえって、ふと切ない気持ちになったんだと思います。

少年の頃は内気で何も出来なかった。名声を得た今の自分なら彼女に何か出来るだろうか?という感じの心情が伝わりました。

adore

手元の電子辞書を使い、オックスフォード英英辞書で adore“ をひいてみました。

1 love and respect

2 worship; venerate

オックスフォード英英辞典

1番目に愛する尊敬するとありました。

2番目の意味に崇拝するとあります。

ただ愛するというのではなく、尊敬や憧れのニュアンスが入りますね。

語源は以下の通りです。

ラテン語懇願する」の (AD‐+ōrāre 「祈る」)

https://ejje.weblio.jp/content/adore

ラテン語adorareからきていますね。

「懇願する」という意味がもとになっています。

フランス語では”adorer”

スペイン語では”adorar”

イタリア語では”adorare”

いずれも「こよなく愛する、崇拝する」という意味で使われています。

女性を神と崇める国々ではよく使われている表現ですね。

瞳の面影 たかたかしさんの作詞

一方で秀樹が歌う「瞳の面影」は、翻訳ではなくたかたかしさんの作詞のようです。

瞳の面影 作詞:たかたかし

もう一度
愛しい恋人よもう一度
僕の胸を涙で暖めて欲しい
空は星さえも見えない

旅に出てから
もういくつもの季節が
孤独な心を過ぎて行ったよ
あなたが暮らす街へ帰ったら
夢でなどないこと確かめるため

もう一度
愛しい恋人よもう一度
甘いあなたの囁きが聞こえてくる
遥か暗闇の中から

あなたは今日も緑の木の下で
遠出のバスを待つだろうか
あなたが暮らす街へ帰ったら
夢でなどないこと確かめるため

もう一度
愛しい恋人よもう一度
僕の胸を涙で暖めて欲しい
空は星さえも見えない

(もう一度)
(愛しい恋人よもう一度)
(僕の胸を涙で暖めて欲しい)
(空は星さえも見えない)

(もう一度) 僕は
(愛しい恋人よもう一度)貴方を愛す
(僕の胸を涙で暖めて欲しい)
(空は星さえも見えない)もう一度貴方を愛す

(もう一度)僕は
(愛しい恋人よもう一度)貴方を愛す
(僕の胸を涙で暖めて欲しい)
(空は星さえも見えない)もう一度貴方を愛す

ちなみにこの歌が歌われていた番組はTBSの久世光彦さん演出の「セブンスターショー」という番組でした。

小学生の頃にテレビで見ていた元気はつらつな秀樹とは少し違う、色香の漂う秀樹がそこにいました。

すっかりおばさんになってしまってから見た若い秀樹はとても素敵でした。

子供の頃の自分には到底理解できない魅力だったんだな~。。。

藤井風さんもカバーしてましたね。


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まいこ

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