歌詞を訳す―その⑮Bridge over Troubled Water/Simon & Garfunkel


こんにちは、マイコです。

今日は、サイモンとガーファンクルの

「明日にかける橋」という邦題で有名な曲、

“Bridge over Troubled Water”を取り上げたいと思います。

Simon & Garfunkel Bridge Over the Trouble Water

1970年にサイモン&ガーファンクルによって発表されています。

邦題の持つイメージ

「明日に架ける橋」と聞くと、なぜか「戦場にかける橋」が同時に思い浮かぶ筆者です。

まったく関係はありません。

邦題の持つイメージが筆者にそれを思い起こさせます。

「橋」というワードで勝手に頭の中で「戦場にかける橋」に結び付き、

あれ?「明日に架ける橋」って反戦ソングだったかな?と。

海外からどんどん洋楽が入ってきた時期、歌にはほぼ邦題がついていたように思います。

(もしくは英語をそのままカタカナで書いてあったり。)

邦題にはその時代背景や、タイトルを付ける人のセンスが反映されていて、とても興味深いものです。

邦題でヒットした曲は、そのまま邦題の印象が強く、原題とは違ったイメージを持たれてしまうこともあったのではないかと思います。

のちに原題や歌詞の意味を知り、はたまたその曲の文化背景などを知ると、その曲の印象が大きく変わることがあります。

邦題の持つイメージは強いと思います。

この曲も最近聴いてみて、印象が変わった曲のひとつです。

以下は歌詞の引用です。

Bridge over Troubled Water 歌詞の引用

[Verse 1]
When you’re weary
Feeling small
When tears are in your eyes
I will dry them all
I’m on your side
Oh, when times get rough
And friends just can’t be found

[Chorus]
Like a bridge over troubled water
I will lay me down
Like a bridge over troubled water
I will lay me down

[Verse 2]
When you’re down and out
When you’re on the street
When evening falls so hard
I will comfort you
I’ll take your part
Oh, when darkness comes
And pain is all around

[Chorus]
Like a bridge over troubled water
I will lay me down
Like a bridge over troubled water
I will lay me down

[Verse 3]
Sail on silver girl
Sail on by
Your time has come to shine
All your dreams are on their way
See how they shine

Like a bridge over troubled water
I will ease your mind
Like a bridge over troubled water
I will ease your mind

https://genius.com/Simon-and-garfunkel-bridge-over-troubled-water-lyrics

筆者の生まれた頃にできた作品なので、リアルタイムでは聴いていませんが、有名な曲なのでときおり耳にしていました。

改めて歌詞を理解して聴いてみると、力強い応援ソングなのかな?と感じました。

では勝手に和訳してみます。

Bridge over Troubled Waterを勝手に和訳

勝手に和訳 Bridge over Troubled Water 
[Verse 1]
When you’re weary
君の気持ちが弱って
Feeling small
ちっぽけに感じている時
When tears are in your eyes
君が涙をながすのなら
I will dry them all
乾かしてあげるよ
I’m on your side
君の見方だから
Oh, when times get rough
つらい時
And friends just can’t be found
友達が見つけられない時もだよ

[Chorus]
Like a bridge over troubled water
荒れる海に橋を渡して
I will lay me down
向こう岸に渡してあげよう
Like a bridge over troubled water
荒れる海に橋を渡して
I will lay me down
向こう岸に渡してあげよう

[Verse 2]
When you’re down and out
君が落ち込んでいる時
When you’re on the street
路頭に迷う時
When evening falls so hard
夕暮れがつらくなったら
I will comfort you
君をなぐさめるよ
I’ll take your part
君の力になるよ
Oh, when darkness comes
あたりが暗くなって
And pain is all around
痛みがひろがっても

[Chorus]
Like a bridge over troubled water
荒れる海に橋を渡して
I will lay me down
向こう岸に渡してあげよう
Like a bridge over troubled water
荒れる海に橋を渡して
I will lay me down
向こう岸に渡してあげよう

[Verse 3]
Sail on silver girl
銀色の少女よ、船出だよ
Sail on by
通過する時がきた
Your time has come to shine
君が輝く時がきた
All your dreams are on their way
夢への道は繋がっている
See how they shine
輝きが見える
Oh, if you need a friend
友達が必要なら
I’m sailing right behind
いつも君のそばにいるよ

[Chorus]
Like a bridge over troubled water
荒れる海に橋を渡して

I will ease your mind
君を癒してあげるよ
Like a bridge over troubled water
荒れる海に橋を渡して
I will ease your mind
君を癒してあげるよ

翻訳は筆者オリジナルです。意訳も含みます

応援歌?それとも?

「明日に架ける橋」の中の歌詞は、人生の困難を荒れた海(troubled water)に例えて、私はあなたの橋になるよ、と寄り添う内容であると解釈できます。

気になったのは3番の歌詞です。

3番目の冒頭に”Sail on Silver girl”とあります。この”Silver girl”は何を表すのか?

英語で書かれた文献を調べるために、”What Is the meaning of sail on silver girl?” とグーグルの検索窓に放り込んでみました。

下記の音楽ブログにこんな記事をみつけました。

What Is The Meaning Of Sail On Silver Girl?

Because the song’s lyrics are about heroin, the line “Sail on, silver girl” is frequently interpreted to mean a needle (which refers to a needle), but this is not the case; it is actually a reference to Simon’s girlfriend (and later wife), Peggy Harper, As a joke, Simon refers to her as Silver Girl because of her hair in this lyric.

The Success Of Paul Simon And Art Garfunkel

上記のコラムをざっくり訳してみると↓

「Silver girlってなに?」

この曲はヘロイン(麻薬)について書かれているので、
“Silver girl” は「針」と解釈されがちですが、ここでは違います。
“Silver girl”とはのちにサイモンの奥さんになるペギー・ハーパーをさしています。
ジョークまじりに彼女の髪を歌詞に取り入れたと思われます。

この記事の冒頭の一文を読んで驚きました。

”Because the song’s lyrics are about heroin,”

ヘロインについて書かれている曲なの?

女性主人公を表すヒロインならわかるんだけど。。。

(ちなみにヒロインの綴りはheroineです。語尾にeがつきます。)

上記コラム以外の記事や解説を読んでみたわけでもなく、ひとつのコラムを参照しただけですので、真偽のほどはわかりません。(すみません)

が、時代背景としてはヘロイン説はあるのかもしれません。

(「ヘロイン」について書かれた歌だとしてもそれはそれで納得の歌詞です。)

コラムの後半を読んでいくと、”Silver girlとは”のちに奥さんになるペギーさんの髪をもじっていると書いてあります。

なので、やはり「愛する人への応援歌」として聴いていいのではないでしょうか。

ところで、のちの奥さんになるペギーさんの髪は銀髪だったんでしょうか?

彼女の髪に白いものが混じっていたんでしょうか?

当時はペギーさんもお若いはずだから単なるニックネームでしょうか?

シルバーガールは文字通りの白髪の女の子だとして、

この曲が白髪の更年期世代の女性への応援歌だとしたら?

troubled water“の意味するところは更年期障害であり、

この曲は「命の母」からのメッセージともいえるでしょう。(なんちって)

ここはありがたく、白髪交じりのおばさん代表として、

白髪のおばさんへの応援歌」と受け取らせていただいてよろしいでしょうか。

ところで、たとえ白髪であっても「銀色のお嬢さん」と呼び掛けてくれるのっていい感じです💕

もっと年を取って、「僕のシルバーガール❤️」と呼んでくれる人が出来たら、すかさず「私のシルバーボーイ💛」と呼び返したいところですね。(笑)

でもシルバーボーイというと、なぜかシルバー人材センターが思い浮かぶのは私だけでしょうか?

ちょっとニュアンスが違うような気がしてきました。。。余談でした。

ポールサイモンと最初の奥さんとなるペギー・ハーパー

栄光の架け橋

「橋」のつく歌でJ-popにも素晴らしい歌がありますね。

ゆずの「栄光への架け橋」です。

筆者はこう見えて(どうも見えていないと思いますが)体操をやっていました。

ロサンゼルスオリンピックのレットン選手の演技を見て、体操部の顧問に「私でも出来ますか?」と聞きました(笑)

当時わりと脚力がやや強かったせいで「ウェルカム」と言われ入部した経緯があります。

(結果、跳馬だけが得意な選手になりました。→得意なだけで上手ではありませんでした。)

なので、オリンピック種目の体操競技はいつも楽しみに見ています。

2004年のアテネオリンピックでは忘れられないシーンがあります。

それは主将であった冨田洋之選手の鉄棒のシーンです。

2004年アテネオリンピック 富田選手金メダル! ナレーション(栄光への架け橋)

このシーンはナレーションが演技とぴったりと合っていて、当時、感動の名場面として話題になりました。

(こちらのYoutube動画には曲が入っていますが、オリンピックの生中継では当然曲は流れていません。念のため。)

この瞬間は本当に感動しました。

この後の2008年の北京オリンピックから体操男子は内村航平時代が始まるんですよね。

その内村選手も2022年に引退され、時の過ぎるのは早いなと感じますね。

筆者も、あっという間に過ぎ去ると思われる更年期世代、大切に有意義に過ごしたいと思います!

(ちなみに筆者は更年期症状はほとんどないため「命の母」のお世話にならずにいます。今のところ。。。)

最後までお読みいただきありがとうございました。

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舞子pinopugliese
当サイトへお越しいただきありがとうございます。 マイコと申します。 医薬翻訳とポストエディット(日英)をしています。 言語を学ぶことが好きで、学習したことがある言語は習得度が高い順から、英語→スペイン語→イタリア語→フランス語→北京語→ベトナム語です。 医薬翻訳に関することや、言語の学び方や楽しみ方を投稿していきたいと思います。